Our Background

私たちの工房がある愛知県豊田市の山間部は、良質な陶土、紙原料、植物染料等、 物作りに必要な資材を豊富に採取することができ、古来より多くの美術品が生み出されてきました。
私たちはこの地で広大な自然の中に身を置き、土や、石や、植物に直接手で触れながら、モノ作りをしています。
その様な生活を続けてゆくと、目には直接見えない力が、目に見える世界に与えている影響に気付かされます。
私たちは、その見えない力を視覚で捉えられる形に具現化しています。
それは、心に思い描いた心象風景を形にするような、抽象的なものではなく、現象界を超えた世界をはっきりとした造形と輪郭をもって具現化した表現です。

現代において、物理学や数学の分野では、これまで認識されてきた次元を超えた時空の存在が証明されつつあります。
私たちが作る作品の意図は、作品を介して、未来に対する新たなビジョンを、観る者の意識の中に誘発することです。

豊田市には、県内最大の森林と、最先端技術を使った自動車生産工場があります。また、雄大な自然に囲まれた私たちの工房では、1ヘクタールの敷地に、メイン工房の他に、製陶、紙漉等の工房と、農園を整え、古くから続く日本の山村生活様式を今尚大切にした生活を営みながら、先人の培ってきた技術や智慧を尊重しつつ、新しい技術を表現に取り入れることにも躊躇することなく、現代における、新しい芸術作品を作り続けています。

Artist unit-NAGI

mainworkshop "mint"
メイン工房 “MINT”
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宮ノ洞工房(紙制作)
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薪窯
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猿投山

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志野焼の釉薬となる長石を掘り当てた
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洗い天日干しすると真っ白な石になる
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今ではほとんど使われなくなった機械を探し当て長石を叩く
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神社で焚かれた灰をいただく

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長い時間をかけて焚かれた不純物のない灰は美しい色を出してくれる

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和紙の原料となる楮(こうぞ)の木
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冬場に楮の木を採取する
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長い繊維が取れるよう独自に考案した蒸し器で楮を蒸す

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表皮を削り落とすと美しい光沢のある楮の繊維が現れる
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トロロアオイを栽培
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採取したトロロアオイの根から出たとろみ成分を繊維に混ぜて漉く
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灰汁を抜き柔らかく煮た繊維を、独自に製作した脱解棒でたたく

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紙漉き
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竹紙の原料となる竹を山から採取する
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細かく切って水に浸し発酵させる
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発酵が終わると綺麗な繊維になる

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麻の繊維

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自ら漉いた和紙に独自のサイジングをし、プラチナパラディウムプリント&サイアノタイププリントを施した作品の制作
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漉いた和紙にシルクスクリーン印刷を施した作品の制作

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