Photo calligraphy
2015
600×450 5pieces
Cyanotype print on self maiking WASHI paper
<作品解説>
これらの作品は、サイアノタイププリントの、感光材を筆で塗布するという特色と、私たちの、和紙を使った写真作品作りという特技を活かし制作しました。 漢字はその一つ一つが意味を成し、その多くに象形文字を含んでいます。
象形文字は、人が創作した最も初期の意志疎通の道具であったと考えられます。
ある著名な書家がテレビで「日本の書は、今も中世のものを手本とし、それを超えられていない」とお話されていました。
世界的に見ると、前衛書道として、森田子龍をはじめ、井上有一などの表現がよく知られていますが、それ以前、禅僧が書いた書には、文字に意志を載せたものが多くみられます。
文字とは本来その一文字一文字に、ただの意思疎通の為の道具だけに留まらず、人の心を時に揺るがせ、また染み渡る様なものとして、人の手により描かれ、発展してきたのだと思います。 文明の発展と共に手で文字を書くという機会が無くなってきましたが、こんな時代にこそ、イメージとしての書がメッセージを発する機会となるのではないでしょうか。 私たちの作品づくりのテーマは、原点回帰ともいえるものです。
その意と書と写真の特性を融合させて、イメージを膨らませたものが、フォトカリグラフィーです。
書を、形だけではなく、その文字に映像を織り交ぜ、書を超えた表現を求め、これからも追求していきます。


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