śūnyatā

śūnyatā

śūnyatā
śūnyatā
śūnyatā
  • 2015
  • śūnyatā
  • 600×450 4pieces
  • Platinum Palladium print on Mikawa Morishita WASHI paper

śūnyatāとは、梵語で“空”の意味。
śūnya(シューニャ)は、śū (= śvA, śvi、成長・繁栄を意味する動詞)から作られた śūna から発展した言葉で、「…を欠いていること」という意味。この作品は、Śūnyatā0、1/3、2/3、1とある、四点から構成される組み写真中です。
これらの作品は、現象界に物質が生まれ出る様を表現しています。

私たちは、この作品を通じて、人や物の存在の不思議や、その向こう側に潜む世界を露にしようと試みています。この作品に使用している印画紙は、豊田市和紙のふるさとにおいて復元された、三河森下紙に、独自にプラチナプリントに適した加工を施したもので、和紙の酸化を防ぎ、プラチナ溶剤を均一に和紙に付着することに成功しています。
昨今、像の階調が広く深く、写真史上最も像を安定して残せるプラチナプリントは、
世界中の写真家が再び注目し、また行っているプリント技法です。
その印画紙として、溶剤を無駄無く均一に塗布し(プラチナプリントはその素材ゆえコストがかかる)、その上、経年劣化を飛躍的に抑えた加工を、私たちは編み出しました。

私たちのこれらの和紙によるプラチナプリント技術は、世界最先端のものです。
また、ステンレスは、最も錆びにくいタイプのものを使い、ステンレスに和紙を貼付ける技術も、それを再び剥がす技術も追求し、他に例を見ない手法を実現しています。

  • 2015
  • śūnyatā
  • 600×450 4pieces
  • Platinum Palladium print on Mikawa Morishita WASHI paper

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