- 2014
- Aether
- silk screen on hand made henp paper,
- natural dye, steel
日本の国宝であり、日本の真言密教にとって最も重要である秘仏、五大虚空蔵菩薩(神護寺)を、古代より神聖なものとして扱われてきた、日本最古の紙の原料である、麻(Cannabis sativa)で作った和紙に水打ちという技法でテクスチャーを作り彩色をほどここし、シルクスクリーン技法で転写して、独特な風合いで表現した作品。
虚空とは、“全てのものが存在する場所”という意味。
五大虚空蔵菩薩は9世紀に彫られた仏像だと伝えられている。
当初は5色に塗り分けられていたが、今は殆ど剥がれて、当時の彩色は残っていない。
その色彩と面影を、古くから伝わるものと、新しく産み出されたもので表し、神聖との三位一体を具現した。
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